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74話

「やっぱり緊張するわね!」

楚飛は彼女の体を軽く揉み、それから指を首の付け根に当て、ゆっくりと背骨に沿って下へと滑らせた。途端に謝琴は彼の指から魂を吸い取られるような感覚に襲われ、思わず全身の力が抜けていった。楚飛の指が彼女のレース下着の間へと滑り込んでも拒む声を上げることができなかった。あまりにも心地よい感覚に、拒絶する言葉も力も湧いてこなかったのだ。

楚飛がこうしたのは、今回のマッサージが決して普通の盲人マッサージではないことを謝琴に直接的に伝えるためだった。

だから彼は背中をほぐすような作業はせず、直接手を伸ばして謝琴の腰を包み込んだ。そこは女性の体で最も贅肉がつきやすい場所でありながら...