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738話

一晩の休息を経て、羅興の顔色はずいぶん良くなっていた。あの蝋のような黄色い病的な様子は徐々に消えつつあった。そこで楚飛は彼の元へ歩み寄り、手を伸ばして改めて脈を診察した。体内の毒素が完全に消えたことを確認してから、ようやく張琳夫妻に向かってうなずいた。

「今日は傾城に戻らないから、琳姉さんは後で羅兄を傾城に連れて段蔺に診てもらって、体を補う薬を処方してもらったほうがいいよ……」

毒の問題は解決したものの、問題は誰が毒を盛ったのか、そして誰が彼らの家族を害しようとしているのかということだった。

これは張琳たちにとって今最も気がかりな問題でもあった。そのため朝食の間中、張琳はずっと眉をひそめ、一...