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453話

「田舎では、百元はまだかなり価値のある大金だ」ということで、二麻子はタバコパイプを軽く叩いて立ち上がった。「あの青銅の壺か、覚えているよ。頭の部分が欠けていたやつだろう?」

「そう、それだ!お前はどこでそれを見つけたんだ?」

「去年の後半に山で野生のテンを捕まえていた時に拾ったんだ。その時、俺は山の洞窟に滑り落ちてな。あの洞窟はかなり深くてな、中をずっと進んでいったんだが、中には何もなくて、ただ石の台があって、その上にその青銅の壺が置いてあった。壺の口は欠けていて、台の上にも小さな破片がいくつか散らばっていてな...当時はとても不思議に思ったよ。洞窟の中なのに、その青銅の壺に光が当たってい...