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446話

「元婴というのは結丹期の後にさらに修練を極めて到達する境地で、金丹を砕いて元婴を成す。一般的に元婴はやはり丹田に存在し、修士の縮小版とも言える……」

その先の境地については、段蔺も説明できなかった。彼女が見たことがないどころか、聞いたこともなかったからだ。伝え聞くところによれば、元婴期の修真者はほぼ天地と同じ寿命を持ち、不死不滅に等しい存在になるという……

段蔺が明らかにそのレベルには達していないのは言うまでもない。彼女はまだ最も基礎的な練気の段階にあり、あるいは筑基へと進もうとしている途中だった。彼女の話によれば、修真者がほぼ絶滅した理由は、現在の天地の霊気があまりにも乏しいからだという...