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316話

「もしもし?」

「予備列兵、楚飛か?」

「はい!」

「お前には30分しかない。今から時間を計るぞ。すぐに本部に来い!」

「え?ちょっと待って?30分?」俺が深センにいるなら、30分じゃ全然足りねぇよ……香港だとしても、九龍側にいたら絶対に間に合わないぞ!楚飛はすぐに車を本部へ向けて走らせながら、腹の中で文句を言った。予備兵なのに、なんで俺を呼ぶんだ?今日は1日じゃないのに。

「報告します!予備列兵楚飛、ただいま到着しました!」

「うむ、休め!」初めて楚飛との面談を設けた古参の軍官は誰かと話していたが、楚飛の声を聞いて振り向いた。「もうついたのか?まあいい、楚飛、こっちに来い」

くそ、面倒なこと...