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3155話

十分な資源さえあれば、速度はすぐに上がり始める。そして、ついにこの時、楚飞は戦艦を建造するための十分な資源を手に入れたのだ。

六級の宇宙船建造センターでは、もはや戦闘機や艇といった低級品だけではなく、いくつかの低級戦艦も建造できるようになっていた。エクレイ族にとっては、これらの低級戦艦の価値は戦闘機や艇といった消耗品とさほど変わらないが、連邦側にとってはやはり侮れない戦力となる。しかも人類は指揮を執ることができ、戦術にも長けている。エクレイ族のような、ほとんど指揮もなく突進するだけの硬直した戦い方ではない。おまけに楚飞はこれらの小型戦艦をメカに改造するという野心的な計画も持っていた。

パル...