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3144話

「ただし、途中には変わった試験も混じっていた。反射神経を試すもの、チーム連携を見るもの、戦闘救援のようなものなど……」

楚飞が「全員が手加減せずに、今回の競技で自分の能力を全て解放してよい」と言ったこともあり、この後数日間の専門大テストは、まるで華夏軍学校の得点稼ぎショーと化していた。

指揮艦での戦闘指揮という分野で安幽琪の成績がやや振るわなかったこと以外は、全員が大いに活躍していた。とはいえ、安幽琪の場合も彼女のせいではなかった。彼女の対戦相手は各軍学校の最高レベルの学生であり、最も優れた指揮官候補たちだったのだ。彼女はあくまで華夏軍学校の一年生の新入生に過ぎず、実戦経験も他の者たちより...