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3062話

しかし、現実には存在しない武器について詳細な資料を入手するのは容易なことではない。そもそもそういった武器の資料がない以上、適当に情報を埋めるわけにもいかないだろう。誤った情報を入力すればシステムが認識しないのだから。だからこそ、このような抜け穴があるにもかかわらず、今まで誰も本当に利用できていなかった……あるいは、利用した者がいたとしても、目立たない程度の変更だったため発覚しなかっただけかもしれない。しかし第四小隊の今回のやり方はあまりにも度を越している。全員が特殊装備で統一され、光線武器まで出てきたのだ!

誰もが知っているように、光線武器は連邦がとっくに研究を放棄したプロジェクトなのに……...