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2976話

「他に何か質問はありますか？」

「陌教官、質問があります……」

「注意しなさい。学員として今後発言する際は、必ず『報告』という言葉を前に付けること！」

「報告！陌教官、あなたは何歳ですか？学院がどうして女なんかに格闘を教えさせるのか、まったく理解できません……」がっしりとした体格の男子学生が筋骨隆々の腕を挙げた。

「……」

「それでは……他に質問のある者は？」陌研教官は地面から立ち上がり、さりげなく服についた埃を払った。彼女に挑発的な発言をした男子学生は、すでに骨折で気を失っていた。筋肉質な体つきをしていたが、結局は少し見栄えのいいサンドバッグに過ぎなかった。

すぐに待機していた学院の警備兵数...