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2731話

「ずっとそういう感じなの?ちょっと待って……あなた宙に浮いてる?」

「十……十階?」

「えっ??」

「おばあちゃん、今気づいたの?反応遅すぎじゃない?昔はずっと憧れの存在だったのに……」ヴィルジニアは隣でため息をついた。「主人さっきわたしの禁魔領域の中でも自由に能力を使えたでしょ?それだけで十階を超える存在だってことは明らかなのに、どうしてわからなかったの?」

「主人……その言葉はどういう意味?」

「夫のことですよ!」楚飛は肩をすくめた。「お気づきになりませんでしたか?あなたのお孫さんはもう一人の女性になったんです……もちろん、私の女ですがね!」

「……」

楚飛が死霊魔術師系の古城寮に戻ると...