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2649話

「あなた……気持ちいい……すごく感じるわ……」司徒云璃は思わず声を漏らしたが、次の瞬間、隣から聞こえてきた数声のくすくす笑いに彼女は凍りついた。

「私たち、聞いちゃったよ!云璃姉さん……」

「えっ!?きゃあっ!?」司徒云璃は柳青や殷佳怡たちがやって来るとは思ってもみなかった。しかも今、好奇心いっぱいの子供のように側に立って「見物」している。彼女は慌ててしまった。確かに上官書瑶とタッグを組むことは少なくなかったし、以前からいろいろな戯れをしてきたが、殷佳怡たちとはそこまで親しくなかった。何より妹の司徒雪儿までもが見ているのだ。「見ないで、向こう向いて……雪儿、振り向かないで!」

言い忘れて...