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2564話

「もちろん、それは過去の話だ。楚飞は天啓がどのように没落して生き埋めにされ、どうやって目覚めたのかなど全く興味がなかった。彼が唯一気にしていたのは、天啓もまた魂の力を操る達人だったということだった。

天啓は幾度となく自らの魂の力を使って他人の体に侵入し、相手の魂と肉体を我が物としていた。さらに大地の力を通じて素早く自身の力を回復することもできた……前回のように、彼の肉体は琴が放った鳳凰の力で灰燼に帰したはずなのに、すぐに再び現れ、しかも絶頂期の力を取り戻していたのだ!

その能力はまさに恐るべきものだった!!

だから楚飞も思わず心を動かされ、迷うことなくこいつを自分の体内に取り込んだのだが...