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2012話

「まったく」と楚飛は彼の代名詞とも言える狼のような笑みを浮かべた。「夏琳よ……お前の召喚空間にいた二体の骸骨とあのおバカな死の騎士は、今回全滅したんだろう?今のお前には何もない。どうやって種族競技大会に参加するつもりだ?」

「そんなの心配する必要ないわ。だって私のひいおじいちゃんの魔法の塔には強力な魔物がいっぱいあるんだもの。今だって、好きなものは何でも持っていっていいって言ってくれたわ!」

「そうか?でもお前のような女の子が、毎日あんな汚くて気持ち悪い魔物と一緒にいるのは……違和感ないのか?」

「うーん、ちょっとはあるけど、でも私にどんな選択肢があるっていうの?私はネクロマンサーなのよ...