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1985話

「シャーリン、あなたの……守護者は、一体何階級の実力なの??」

「私も知りたいわ」正直なところ、シャーリンも同じように驚いていた。彼女はチュウ・フェイの動きから目を離さず、しばらくしてから突然大声で言った。「マロス、斗気の使用を許可する!チュウ・フェイ、あなたは引き続き魔力の使用禁止よ!」

「うおおっ!!」チュウ・フェイに少し「もてあそばれた」とはいえ、さすが戦士だけあって、マロスの受けた傷はたいしたことはなかった。主に傷ついたのは彼のプライドだった。シャーリンの声を聞いた瞬間、マロスはもはや公平さなど気にしていられなかった。この恥ずかしい状況をとにかく終わらせたいという一心で、チュウ・フ...