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1652話

幸いにも姜南の弁護士がちょうど間に合って駆けつけ、保釈金を納めたことで楚飞はすぐに自由を取り戻した。だが、アメリカの警察からは事件の調査が完了するまでパスポートを預かり、一時的に出国を禁止すると通告された。

出国禁止などは些細なことだ。どうせ楚飞は当分の間、ここを離れるつもりはなかった。ただ、こうした制限を受けるのは何とも気分が良くない。特に楚飞にはこれから様々な予定があり、パスポートがなければ面倒が増えるばかりだ。まあ、交通事故といっても大したことではない。無免許運転だっただけで……実際は無免許ではなく、楚飞は運転免許を持っていた。ただし中国の運転免許証だったのだが。

あれ?姜南の弁護士...