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116話

「ふふ、いいわよ!」二人の女性は年齢もそれほど高くは見えず、三十代前半ほどのようだった。しかし段蔺への呼びかけ方から判断すると、彼女たちの年齢は段蔺より若くはないはずだ。今はおとなしくお茶を飲みながら座っているが、その目は絶えず楚飞の方をちらちらと見ていた。

上の階に上がると、相変わらず二階のテラスだったが、今は花々に囲まれたテラスの中央には二つのマッサージベッドが置かれていた……

考えてみれば当然だ。段蔺のこれほど大きな別荘だ。すべて彼女自身が手を動かすはずがない。きっと予約した客に合わせて準備や物品の交換などを専門に行う人がいるのだろう。

「二人とも服を脱いでうつ伏せになって」

テラス...