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1159話

「炼妖壶の内部？」

もちろん！だが今の楚飞はすでに知っている。今目にしているこの光景はただの幻に過ぎないということを。それは実際、混沌が法力で作り出した幻影なのだ。本当の炼妖壶の内部はとっくに混沌によってバラバラにされ、虚空と化していたのだから！

「はっはっは、ようやく誰かが入ってきたか！俺様は数万年も閉じ込められていたんだ。今度こそ脱出できる……小僧、死ね。俺様、混沌の一部となるがいい。それはお前にとっての幸せだ！」

ほぼ同じ台詞。そして相変わらず、あの肉豚のように丸々として頭も尻尾もない怪物が現れた。背中に二対の翼を生やした混沌が素早く自分に襲いかかってくる。楚飞が不気味な笑みを浮かべ...