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79話

「出すなって言うまでは出しちゃダメ、わかった?」

林峻は小声で言った。「ご主人様、これって変です。お客様に会うのに...こんな状態で、僕、僕は...」

「どうせ後ろに入れたのはお前自身のものだろう」沈知辞は笑い声を漏らした。「何が変なんだ?紙一枚入れただけでそんなにぐだぐだ言うなら、今度はもっとちゃんとしたものを入れてやろうか」

林峻はもう何も言えなくなった。

沈知辞は彼のズボンを上げて、ベルトをきちんと締めてから、彼のお腹をつまんだ。「さっきはまだ夜用事があるって言ってたけど、じゃあ一緒に帰れないのか?後で住所を教えるから、何時頃帰ってくるか教えて。玄関を開けておくから」

「違います、そうじ...