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65話

彼はついに射精した。沈知辞から離れてから最も愉悦に満ちた射精だった。目の前が花で埋め尽くされ、心の中では花火が打ち上がり、頭の中は混沌として何も考えられなくなった。

彼は力強く呼吸した。さっきまでの溺れそうな感覚はすっかり消え去り、吸い込む空気もずっと通りやすくなっていた。

「いい子だね。でも自分で綺麗にしなさい」沈知辞はベッドシーツを指さした。「舐めて綺麗にしたら、ご褒美をあげる」

林隽は射精することがご褒美だと思っていたが、まだご褒美があると聞いて、すぐにベッドに顔を近づけて舐め始めた。

沈知辞は軽く笑った。「そんなに急いで?美味しい?これと魚とどっちが美味しい?」

林隽は急いで...