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60話

彼は部屋に入ってから振り返って自分のお尻を見た。前回のように叩かれた後すぐに揉むのとは違い、今回はまだ発酵した饅頭のように腫れ上がったままで、痛みも残っている。

彼はかなり強く叩かれたと感じていて、考えるだけで怖くなった。今度は何で叩かれるのか分からない。

もう一度叩かれたら血筋が出るだろう。彼は悔しさと恐怖を同時に感じながら、二、三回お尻を揉んだが、自分で揉んでも効果がないと思った。

林隽は座ることもできず、ベッドに膝をついて跪こうとしたが、膝もまだ少し痛かったので、いつものように俯せになるしかなかった。

仕事用のパソコンを開いて確認したが、特に用事はなく、脇に置いて持っていくものを整理し始...