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299話

「何をするの?あなたに何ができるっていうの?」沈知辞はベッドの枕元に寄りかかり、彼を眺めながら言った。「あなたは発情することができて、欲しがることができる。他に何ができるの?私のために何かしてくれることを期待できるのかしら?」

沈知辞は「私のために」という言葉を強調した。林隽はその意図を察し、思い切ってベッドサイドテーブルからコンドームを取り出し、小声で尋ねた。「おしたいですか?」

沈知辞は林隽が手に持っていたものを払い落とした。林隽は心の中で焦り、まさか意図を誤解してしまったのかと思い、頭を下げて沈知辞に叱られるのを待った。

沈知辞は嘲笑うような口調で言った。「こんなもの持ってどうする...