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230話

林隽はズボンを履き、ベッドの端に腰掛けた。

彼のビスケットの皿が理由もなく持っていかれたことは、今までになかった。彼はなぜ沈知辞が最後に「どこがMなの」などと言ったのかさえ理解できなかった。

彼はうまくやっていたはずじゃないか?調教においてより従順になり、罰も進んで受け入れるようになった。それらが彼自身を喜ばせることでもあったにせよ、結局のところ、これは互いのためのものではなかったのか?

林隽はまだ怒りと焦りでいっぱいだった。沈知辞が来てくれないこと、沈知辞が彼にあんな言葉を投げかけたことは、非常に深刻な問題だった。

彼は調教のために多くの自尊心を捨ててきたことさえ思い出した。初めて調教を受け...