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191話

沈知辞の口調はまだ穏やかだった。林隽はようやく理解した。中出しも自分から求めなければならないのだと。彼は項垂れて横になり直した。

沈知辞は二秒ほど横になっていたが、ついに我慢できなくなり、林隽の上に跨った。「どうした?彼氏に抱かれて嬉しくないのか?満足できなかったか?」

「気持ち良かったよ……」

「俺の腕が足りないとでも?」沈知辞は彼の両手を頭上で掴んだ。「俺のが気持ち良かったか?良くなかったか?」

「気持ち良かったって……もう言ったじゃないか!」

「なら、なぜそんな不満そうな顔をしている?ん?」沈知辞は彼の顔を正面に向けさせた。「欲しいものは自分で求めろ。俺がお前にやるものは、喜ん...