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184話

「僕は下に行って、向向と遊んだんだ。向向も僕のことを気に入ってくれてた。少し遊んだ後、彼は庭に行きたがったから、一緒に行ったんだ」

「庭には猫がいた。どこかから入ってきたんだと思う」林隽はここまで話すと、顔に少し興奮した表情が浮かんだ。涙で濡れた悲しげな顔にその表情が浮かぶと、どこか不気味さを感じさせた。「その猫はすごく凶暴で、走ってきて向向を攻撃したんだ」

「わかるだろう、僕は向向が好きだった。助けに行くべきだったのに、僕はしなかった。ただ考えていたんだ、このたった一匹の犬は、僕よりも幸せに暮らしているって。僕のお父さんもお母さんも、この犬を可愛がってた」

「向向はとても小さな犬だった...