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155話

「他にも手錠や鎖、いくつかのブラケットもある。これら三つを買ったら、おまけでついてきた。ベッドや机の端に固定して、あなたを拘束できる」沈知辞は椅子に手を置きながら、淡々と言った。

林隽は完全に呆然としてしまい、しばらくして「どうしたの……やめて、怖いよ」と言った。

「これら全部で三万元かかった」沈知辞は立ち上がり、調教鞭を手の中で二回ほど回した。その金額を聞いて林隽の顔色が変わるのを見て、満足げだった。

「林総、太っ腹ですね」沈知辞は僅かに笑みを浮かべたが、口調は冷たいままだった。「使い切るのに随分と研究したんですよ」

その金額は林隽が彼に渡したもの、いわゆる調教の雇用報酬だった。

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