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14話

お尻が痛くなってきて、彼はもう少し内側に這い、円を小さくしようとした。

「左側に戻って」耳元で沈知辞の声が響いた。「端に沿って這いなさい」

林隽は手抜きできないと悟り、大人しくゆっくりと這うしかなかった。あの物が抜け落ちるのではないかと心配しながらも、自分の姿が滑稽に見えるのではないかとも気にかけていた。だが今この瞬間は、やはり抜け落ちる方が心配だった。

元の位置に戻るまでに、とても長い時間がかかったように感じた。

膝の骨は痛くなかったが、皮膚が擦れて痛みを感じていた。

沈知辞は彼の前に立ち、頭を撫でながら言った。「這うのに7分かかったね。もう一度やって、今度は3分以内。できなければ、も...