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132話

林隽は指で一つ一つ押し戻していった。五、六粒ほど出てきたようだ。最初の数粒は問題なかったが、後の方はだんだん難しくなってきた。

彼はしゃがんでいるため、お尻全体が下に向かって突き出ている。括約筋を締めると入れられず、少し緩めるとまた外に滑り出てしまう。

彼が手間取っていると、まだ三粒残っていた。困り果てた表情で沈知辞を見上げる。「ご主人……」

「体育の授業では何て呼ぶの?」

「先生」林隽はすぐに意図を理解し、言い直した。「入らないんです」

「じゃあ、どうやって私が入れてあげればいいのかな?」

「先生の方が上手いでしょうから」林隽はこんな言葉を口にするのが恥ずかしくてたまらなかったが...