虚ろな喜び

210話

部屋に入るなり、私はベッドに力なく横たわり、涙が勝手に目尻から流れ始めた。

今日の出来事は私にとって衝撃が大きすぎた。これまでが失望だったとすれば、今日は絶望だ！

すべての希望が目の前にあったのに。浩浩のこれからの生活をどう整えるか、すでに計画まで立てていたというのに、すべてが台無しになってしまった！

あれほど考え抜いたのに、蒋の父親がすでに出所していて、横やりを入れてくるなんて。

スマホを開き、二ヶ月前に蒋明の家の前で撮った写真を見つめながら、よく考えてみれば、これはすべて前兆があったのだ。

あの家が改装されていたとき、私はもっとしっかり調べるべきだった、あの人が誰なのかを。

残念なことに、...