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860話

「じゃあ、陸さんを連れて行こう」と言うと、私は林欣を選んでいたものの、どんな女性たちがいるのか非常に興味があったので、後をついていくことにした。

大広間に入ると、露出度の高い服を着た若い美女たちが、だらしない姿勢で客を待っているのが目に入った。

私たちが近づくと、彼女たちはすぐに姿勢を正した。顔を上げてじっくり見渡すと、特別美しい子はそれほど多くなかったが、何人かは相当綺麗だった。

もちろん、私が指名した林欣もその中にいた。彼女は私を見るなり、目を輝かせて見つめてきた。私は軽く微笑み返した。

若い男性が声を張り上げた。「林欣、出てきて。指名だ!」

林欣はすぐに立ち上がり、興奮した様子で私に...