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782話

この時、彼らの顔色はすでに赤みを帯び始めていて、昨日よりもずっと良くなっていた。

思わずほっと息をついた。どうやら彼らの命は救われたようだ。

しかし、今回私が来たのは主に白医師を探すためで、白医師がまだ来ていなかったので、私は小芳と一緒に二人の学生の世話を手伝っていた。

約三十分ほど経過したとき、白医師が来るのが見えた。

白衣の僧侶のような彼女は私を見るなり、すぐに声をかけてきた。「張さん、あなたもいらしたのね」

私は頷いて言った。「白先生、来たんですね」

「ええ、張さん、あなたの薬のおかげよ。そうでなければ、本当に手の施しようがなかったわ」白医師は笑いながら言った。彼女がこんなに簡単に謙虚な...