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587話

「それじゃあ」

服をつかんで頭から被り、足音を立てないように外へと歩き出した。

幸いなことに、角度の関係で彼女の先生はこちらを見ることができなかった。私は急いで浴場から逃げ出し、やっとほっと一息ついた。

だが、今日も顧文文を落とせなかったと思うと、心の中で激しく腹が立った。あの女ははっきり言って最悪なタイミングで来やがった。せっかくの絶好の機会だったのに、こんな形で邪魔されるとは。

思わず歯ぎしりするほど腹が立った。顧文文の先生のズボンを引きずり下ろして、こっぴどく懲らしめてやりたいくらいだ。

しかし今さら何を言っても無駄だ。おそらく顧文文は先生と一緒に寮に戻るだろう。この学校の管理...