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579話

「前回、彼女は通報する勇気がなかったんだから、今回見つかっても、きっと通報しないだろう!」

そう思うと、私の心は躍り、大胆さもさらに増していった。頭の中は顧文文の白くて柔らかそうな肢体でいっぱいになり、すぐに浴場へと向かった。

顧文文は私を警戒して、一番奥の浴室で体を洗うことを選んだようだ。距離が遠ければ、物音を聞いて事前に準備できると思ったのだろう。しかし今回の私は細心の注意を払い、足音をほとんど立てずに近づいた。

猫のように身をかがめ、彼女が入浴している浴室の前まで来て、隙間から覗き込むと、彼女は私の存在にまったく気づいていなかった。

顧文文を見た瞬間、私は抑えきれない興奮と高揚感に...