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562話

老爹は反応を取り戻し、慌てて口を閉じたが、目には驚きと喜びが溢れていた。

老陆が来てくれさえすれば、この呪われた場所からようやく脱出できる！

「まだ歩けるか？」老陆は手際よく翠玉の父親の縄を解きながら、小声で尋ねた。「これからは排気管を伝って下りていくんだが、大丈夫か？」

翠玉の父は困ったように首を振った。「この二日間、奴らに散々苛められてな。食事も与えられず、恐らく自力では降りられんよ」

その時、外の見張り二人が何か物音に気づいたらしく、ドアの向こうで鍵を探す音が聞こえてきた。

「老陆、奴らがまた入ってくる！わしはもう降りられん。早く行くんだ、お前までこの郭開に捕まるわけにはいかん！」その物...