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555話

「おや、どこから来た美人ちゃんだ?もしかして道に迷ったのかな?」光の目はまさに輝いていた。誘惑的なリリの胸元のボタンが大きく開き、浅い谷間が直接見えている。

翠玉や劉雪ほど大きくはないが、こう見るとまた違った味わいがある。

リリは心の中で悪態をついた。あと少しで中に閉じ込められているのが例の老人かどうか確かめられるところだったのに、まさか郭開が飛び出してくるとは。

「開兄、あなたって本当に貴人多忘事ね」表向きにはリリは妖艶に微笑み、警備員から離れて郭開の胸元に寄り添いながら言った。「昨日、あなたが家に遊びに来てって誘ったのよ。私のこと忘れちゃったの?」

郭開はそんなことがあった記憶は全くなかっ...