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537話

老陆はもう一度翠玉の部屋に戻ってきた。翠玉はまだベッドに横たわったままで、裸の姿は眠れる美女のようだった。

翠玉の優しさと思いやりを思い、そして劉雪の理不尽さを思い出すと、老陆は苦笑いを漏らした。翠玉が以前、劉雪は自分に合わないと言ったことを思い出す。あの時は気にも留めなかったが、今となっては、本当にそうかもしれないと思えた。

「叔母さん、失礼します」老陆は歯を食いしばりながらタオルを手に取り、そっと翠玉の身体に掛けた。

肩から始めて、ゆっくりと下へと拭いていく。すぐにタオルは胸元で止まった。

老陆にははっきりと見えた。翠玉の胸の先端が赤く腫れ上がり、まるで誰かに強く吸われたかのようだ...