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1405話

「義姉さんの顔から欲望の色が完全に消えたのが見て取れた。

そして、私自身も下半身の反応が萎えていた。

梅子に邪魔されたことで、義姉さんはもう気分が乗らないだろうし、次の機会にも影響するに違いない。その次の機会は、おそらく遠い先のことになるだろう。

梅子を責められるだろうか?

もちろんできない。不注意だったのは私たち自身だ。こうなるとわかっていたら、義姉さんの寝室に行くべきだった。

「そうね、みんな寝ましょう」

義姉さんが手を差し出して、私を寝室のドアまで連れて行った。

私は中に入り、ドアを閉めた。

月明かりが部屋を照らし、梅子がベッドで静かに横になり、かすかないびきを立てているのが見えた。

近...