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1210話

「彼氏ができるまで、あるいは結婚するまで、こうやって続けられるじゃない?」

「この小さな盲目くん、一体何を考えてるの?」

秦姉さんの顔に濃厚な興味が浮かんだ。

「へへ、つまり、僕があなたを見て、あなたが僕を見て、お互い向かい合って触れ合うってことさ!」僕は思い切って言った。

「私と寝たいの?」秦姉さんは口元を引き締めて笑った。

「違う、違う、そこまでじゃない。ただ触れ合って発散するだけ。もちろん、僕があなたに触れるだけで、あなたが僕に触れるんじゃないよ!」

「くすくす、小さな盲目くん、ずいぶん考えるのね!」

秦姉さんは花のように身体を震わせて笑った。

「秦姉さん、もう言ったじゃない。僕たちは同...