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1207話

外に出るとすぐに音楽が聞こえてきた。

心が落ち着くような穏やかな音楽だ。

秦姉さんが私にアイマスクを投げてよこした。

「まずは全身マッサージ、それから重点的に!」

まるで女将のように私に命令を下す。確かに、彼女には強烈なオーラがある。死体さえ解剖できる人間だ、オーラが強くないはずがない。

私は大人しくアイマスクをつけた。

そして「ごそごそ」という音が聞こえる。寝間着を脱いでいるのだろう。

たちまち、頭の中に言葉では表せないほど素晴らしい光景が浮かんできた。

Gカップの秦姉さん、あの体は間違いなく鼻血もので!

「始めて」

彼女の甘い声が響く。この声を聞くだけで心が落ち着かない。

私はベッドの端に...