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1126話

そうだよな、友達に自分が盲人に体を売ったなんて、彼女が言えるわけないよな?

でも、夕食前に梅子は偉哥と電話で話していた。偉哥からの電話だったが、二人が何を話していたのかは分からない。

「梅子、テレビ見てるの?」

「うん!」

「マッサージ始めようか?」

俺はそのまま床に上がった。

涼しい藺草のゴザはすでに綿の布団に取り替えられ、薄い掛け布団も用意されていた。

秋の雨が降れば、一気に涼しくなるものだ。

この二日間、夜に雨が降り、気温がかなり下がった。

梅子は携帯を置いた。

「金水、おへその下のツボも本当に押さないといけないの?」彼女はためらいがちに言った。

きっと照れているんだろう。

「梅子、師匠...