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1122話

外に出ると、ちょうど梅子と偉哥がショッピングモールに入るところを見かけた。

私はそのまま後をつけた。

出入りする人は多く、彼らが私に気づく可能性など微塵もない。

しかし、彼らは上の階に向かうのではなく、奥へと歩いていった。

奥には非常階段があり、階段を使って上の階に行くことができる。

しかしエスカレーターがあるのに、わざわざ階段を使う人などいないため、通路には誰もいなかった。

彼らが中に入っていくのを見て、角を曲がったことを確認してから、私もそっと後に続いた。

今は彼らの姿は見えないが、声は聞こえる。

「梅子、会いたくて死にそうだったよ!」

梅子は軽く笑って、「この前会ったばかりじゃない」

「...