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1074話

「酒、酒を飲みたい!」私は頭をふらふらと揺らした。

二人の女の子は口元を押さえて笑っている。

墨鏡も瑶瑶に取られてしまい、身に付けていたものは何もなくなっていた。

「酒、酒を飲みたい!」私は酔っ払いのような表情を作る。

「くすくす、まだお酒欲しがってるわよ!」小美が笑った。

「これ、なかなか大きいじゃない」瑶瑶が色っぽく言った。

「まだ勇ましくなってないのよ。勇ましくなったら驚くわよ。嘘なんかついてないわよ?」小美がくすくす笑いながら言った。

「今回はどうして睡眠薬使わなかったの?」瑶瑶が尋ねた。

「そんなのつまらないじゃない。死んだように寝てるのは面白くないわ。こうした方が楽しいでしょ!」

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