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46話

「その声は苦痛からではなく、衝撃と恐怖による拒絶と恐れの吐露だった。

すぐに唇を噛んで声を押し殺したものの、自分の愛していた競技用具が体内に押し込まれ、行ったり来たりと弄ばれる恐ろしい感覚に、陸俨はほとんど狂気に駆られていた。命もなく意識もないそれが、持ち主の力加減によって内側で軽くなったり強くなったりと衝撃を与え、摩擦を生み出す。かつて手に持った時には非常に滑らかだと感じていたものでさえ、あの場所では砂利のように粗く感じられ、擦り削るようだった……」

「俺が半月も帰らないうちに、お前は他の女を抱きに行ったのか……」葉少東はゆっくりと手の中の長いキューを回転させながら、ゆっくりと落ち着いて先...