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45話

彼は葉少東の言葉にどれほどの真実があるのか判断できなかったが、唯一確かなことは、はるばる彼を探しにやってきた女性を危険に晒すわけにはいかないということだった。彼は歯を食いしばり、自分に強いて葉少東の言う通りに背中を向けた。足にかかっていたズボンは葉少東によって完全に引きはがされ、上半身は服を着ているのに、下半身は何も身につけていない──これは完全に裸になるよりも強い羞恥感をもたらしたが、陸儼は今、拒否する権利がないことを知っていた……

部屋のエアコンは強くかかっていたが、それでも骨の髄まで冷たさを感じていた……

葉少東は手近なもので間に合わせ、彼のネクタイと自分のネクタイを引きちぎると、彼...