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792話

思いに耽っているうちに、彼女の下は既に……

彼女はまたバッグから一束のお金を取り出し、イケメンの前に置くと、彼の目をじっと見つめた。

「だめですよ、あなたのお金なんて受け取れません」イケメンは口では言ったが、呉の母親は彼の目に葛藤が浮かんでいるのをはっきりと見て取った。

呉の母親は微かに微笑むと、バッグから未開封の赤い札束を一つ取り出し、さらさらと指で弄びながらイケメンに向かって振ってみせた。「ねえ、あなた。私を満足させてくれたら、このお金、全部あなたのものよ。二ヶ月働き詰めでも手に入らない額でしょう?でも今夜なら、楽に手に入るわ」

「いやです、お姉さん。僕、まだ結婚してないんです!」イ...