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428話

二人は美味斋に入り、窓際の席を選んで腰を下ろした。

潘雪は数品の料理を注文してから、劉名揚の方を見て言った。「名揚兄、私たちの支店オープンが決まったわ。お祝いするに値するわね。少しお酒を飲みませんか？」

劉名揚も気分が良かった。慧園建築の問題が解決しただけでなく、自分と裴佳媛の恋も、甘い結末を迎えようとしている。そして自分の「奢侈天堂」も順風満帆に進んでいる。確かにこれは祝うべきことだった。

「すみません、瀘州老窖を二本お願いします」劉名揚はウェイターに声をかけた。

しばらくすると、白酒が運ばれてきた。

潘雪は酒瓶を開け、二つのグラスに注ぎ、一杯を劉名揚に渡した。そして自分の杯を持ち上げ、劉名...