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374話

「章丹丹、お前は恥を知らないのか」劉名揚は身動きする力はなかったが、彼の思考はまったく影響を受けていなかった。彼は章丹丹が健康に良いことなどするはずがないと、絶対に信じていなかった。

「名揚ね、ベッドの上では恥なんて何の役にも立たないでしょ」章丹丹は嬉しそうに言ったが、下で意気消沈している小さな劉名揚を見ると、ため息をついた。「名揚、こんな大美女の私を前にして、全然反応しないなんて。やっぱり、ちょっとスパイスを効かせる必要があるみたいね!」

章丹丹はそう言いながら、傍らから注射器を取り出し、劉名揚の手の甲の血管に直接刺して、ゆっくりと注入した。

劉名揚はそれが良いものであるはずがないと分...