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35話

青青は劉名揚の隣にしゃがみ込み、目を凝らして見つめながら絶え間なく尋ねていた。「パパ、お魚捕まえた？」

裴佳媛は後ろで口を尖らせながら言った。「真冬なんだから、魚なんて捕まるわけないでしょ」

彼女の声が消えぬうちに、劉名揚が叫んだ。「あっ、ほんとに何か入ってる！」

「どこ？見せて！」青青が身を乗り出した瞬間、足元がぬかるんで、そのまま川へ滑り落ちていった。

「青青！」青青の後ろに立っていた裴佳媛は悲鳴を上げ、青青を引き留めようと手を伸ばした。だが彼女も軟泥を踏んでしまい、体がぐらつくと川へと倒れ込んでいった。

劉名揚はすでに青青を抱きかかえ、岸に上げようとしていたところだった。裴佳媛...