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285話

劉名揚は洗濯場へ行き、程萌萌の服を桶から取り出して洗濯機に入れようとした。しかし、数枚取り出したところで、彼はふと固まってしまった。

「しまった」程萌萌は突然何かを思い出し、ぴょんと飛び上がると、数歩で洗濯場に駆け込み、劉名揚に向かって声をかけた。「名揚、私の服は洗わなくていいから……」

彼女の言葉は途中で急に止まった。その可愛らしい顔が一瞬にして真っ赤に染まる。

なぜなら、劉名揚が彼女の下着を手に取ったまま、ぼうっとしているのが見えたからだ。

「見てるの、もう」程萌萌は恥ずかしさで死にそうだった。

「ごほん、見てないよ」劉名揚は火に触れたかのように、急いでその下着を洗濯機に放り込ん...