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2396話

物流が夜間は発送できないとなれば、確実に翌朝の発送になる。省都から町までだとしても、最速でも一日はかかる。甘秋心はその時まで持ちこたえられるのだろうか？

もし甘秋心があの男にとってそれほど重要でなければ別だが、念揚と引き換えにしようというのだから、甘秋心は彼の心の中で、かなり重要な地位を占めているはずだ。

これは常識的に考えておかしい。

劉名揚は考えれば考えるほど、違和感を覚えた。

彼はすぐに起き上がった。

裴佳媛はぱっと目を開け、劉名揚を見て尋ねた。「名揚、どうして寝ないの？」

「姉さん、何かおかしいと思うんだ」劉名揚は自分の疑念を説明した。

裴佳媛の目が丸く見開かれた。「名揚...