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2390話

劉名揚はそこに座り、まるで聞こえなかったかのように、小さな念揚を抱き続けていた。

「あら、どうして返事してくれないの?もういいわ、自分で取りに行くから」張薔薇の声とともに、浴室のドアが完全に開き、人影が中から出てきた。

劉名揚が振り向いて一瞥すると、その場で固まってしまった。

水に濡れた美しい髪が肩に柔らかく流れ落ち、可愛らしい顔は湯気で赤く染まり、潤んだ大きな瞳はさらに生き生きと輝いていた。

雪のように白い肌。

彼女が動くたびに、ふるふると揺れる姿は魂を惑わすほど。

平らな腹部から下へと続く線は、黒い茂みの下から、ほんのりとピンク色が覗いていた。

劉名揚が呆然としているのを見て...